日本レーザー獣医学研究会

レーザー治療

創傷治癒

2003年10月 尾根背部に直径4cmの化膿巣がある野良猫として保護された。化膿を抑えた後、3回縫合したが、FIV(+)のためか3度とも生着せず縫合部が離解してしまい、一次癒合をあきらめた。その後抗生剤、皮膚マッサージ、食事、酵素、外用剤、酸性水、ドレッシング剤等いろいろ試みたが、一進一退の繰り返しで、2005年4月以降は欠損が直径1cmのまま癒合が止まってしまっていた。

2005年9月にレーザーを導入したので皮膚欠損部に照射してみたところ、すぐに上皮化が始まり約1ヶ月で完全癒合した。

01

欠損部が1cmの状態で癒合が止まる

02

レーザー治療開始後、上皮化が始まる

大動物

7歳 クオーター ホース 10 cm におよぶ筋肉剥離が見られるひどい裂傷で歩行できず

01

治療前

02

治療後

2週間ベタジンで洗い、ノルヴァサンクリームを塗布、全身に抗生物質
2週間後に2日に1回、その後4週間は週に3回
第1週のレーザー治療の後、歩行が可能になった 。8週間後、正常な歩行が可能となった

外傷 猫雑種

01

レーザー治療前

02

レーザー治療3日後

02

レーザー治療17日後